自分自身が理解できてくると、自身の専門性以外の学習の必要性を認識することがあります。とはいっても、自分の専門から離れている領域は、何からどれくらい始めれば良いのかわからないこともあります。また、周辺知識のために多くの時間がかけられない事も多々あります。手っ取り早く欲しいものを手に入れるためにはどうしたら良いのでしょうか。
もし、その領域に資格試験があれば大いに活用できます。資格はキャリアの棚卸しをする際に、特定の領域の知識や技能を客観的に証明する最も分かり易い指標です。一部の資格試験では深度を表すために、1級、2級といったレベル別の認定を行う資格があります。そのようなレベル別の認定であれば、知識を得るのに最も適しているはその入り口となる最下級のランクの教材で勉強する事です。例えば、簿記なら最下級は3級に当たりますが、3級の知識が身につけば、P/L、B/Sくらいはごくごく簡単に読めるようになります。履歴書に記載するには物足りないかもしれませんが、周辺知識として自分自身の財産にするには十分です。