【プレスリリース】こどもの自転車運転技能習得に関する分析研究から、第三者コーチによる言葉かけのみで短時間の技能習得が可能であることを確認

報道関係各位

2018年9月11日

株式会社セントルラボ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中路 将徳)は、こどもの自転車運転技能習得に関し、約1年間にわたる分析研究を通じ、従来型の保護者による身体的接触を伴った指導ではなく、第三者コーチの言葉かけのみの指導において、短時間で技能習得が可能であることを確認しました。この研究成果を、9月15日から開催される「日本教育学会第60回総会」(慶應義塾大学日吉キャンパス)にて発表します。

PDF版はこちらPDFリリース20180911

研究発表概要

今日の日本では、こどもの自転車運転技能習得が以前よりも困難な環境となっています。その理由は、家族環境の変化により、父母等がこどもに自転車を教える時間が取れないことや、社会環境の変化により自転車を教える適当な場所を確保できないことがあります。また、指導の際においても、父母等は自分自身が幼少期に習得した過程の記憶に基づくことが多く、こどもの体や自転車を支えるなど身体的に接触して指導します。しかし、その様な方法は経験に基づく方法であり、学習理論に基づくものではないため、技能習得に時間を要したり、こどもが習得を諦めたりする傾向があります。このような状況を鑑み、自転車に乗れないこどもを集めて、技能習得を目指す教室の開催が行われています。この教室の特徴的な点は、第三者であるコーチが指導する際、こどもに対する身体接触をほとんど伴わないことです。これまでに、この教室における指導を通じて多数のこどもが技能習得できました。しかし、これまで効果を統計学的に評価したことがなかったため、本研究では、指導の効果を定量的に評価し、結果に及ぼしている影響について考察しました。

図1:習得度の変化。段階4以上が「乗れる」状態を示します。

その結果、参加前はバランスをとって自転車をこぐことが出来なかった参加者の41%が、指導時間の2時間以内で出来る様になりました(該当する習熟度は、図1の段階4以上を指します)。また、自転車運転技能の習得においては、従来その過程で補助輪付きの自転車を用いて練習することが一般的でしたが、本研究では補助輪の経験がないこどもでも技能習得は可能であり、その過程が必ずしも必須ではないことも明らかになりました。身体接触を伴わなくても、適切な言葉かけや指導環境の設定によって短時間での自転車技能習得が可能であることは、スキー、スケートなど他の協調運動の習得においても応用できる事が期待されます。

自転車指導教室の風景

株式会社セントルラボについて

株式会社セントルラボは、教育・ヘルスケア分野の諸課題に対して、行動心理学、インストラクショナルデザインを活用した最適なソリューションを提供しています。画一的なサービス提供を超え、きめ細やかな課題分析を通じ、お客様の状況に応じた社員教育の設計、ヘルスケア業界の事業コンサルティング、キャリア支援を企業・個人の双方に展開しています。
こどもを対象とした教育においても、教育設計に関する調査・分析・監修を複数行なっているほか、セミナー講師も行なっており、 質の高い教育環境の整備に力を入れています。

【会社概要】
社 名 : 株式会社セントルラボ
事業所 : 神奈川県横浜市中区住吉町6丁目74番地 ピージェイ馬車道ビル2階Vー1
設 立 : 2017年11月
代 表 : 代表取締役社長 中路 将徳
URL : https://centrelabo.com/

【本リリースお問合せ】
株式会社セントルラボ 社長室 中路
TEL: 045-306-5250 MAIL: customer@centrelabo.com